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漢詩文の世界へ [★米谷春里先生]

今月19日、パトリア日田で、
大分県日田市が開催する
『広瀬旭荘没後150年記念事業』がありました。
IMGP3456.JPG

広瀬旭荘(きょくそう)は、儒学者・広瀬淡窓の末弟であり、
淡窓が開いた私塾「咸宜園(かんぎえん)」の第2代塾主だった人です。
これまで偉大な淡窓ばかりに注目が集まった感がありますが、
今回は、旭荘さんに特化しています。


午前中は、地元日田の高校生と、
東大大学院教授ロバート・キャンベルさんとの交流イベント。
詩吟部の学生は、淡窓と旭荘が詠んだ漢詩を朗々とうたい、
詩吟と同時に書道部の学生がその漢詩を書いていく書道吟もありました。
これまで能狂言、小唄などの邦楽系を稽古してきた私ですが、
漢詩、詩吟は未知の世界~

どうやって楽しめばいいか思案していたところ、
漢詩文が専門のキャンベルさん曰く、
「江戸時代の漢詩は、みんなでゆっくり鑑賞するものだった。
 作るのも、完成するまでにいろんな人に見せた。
 きょうのイベントは、それを再現しているかもしれない」とのこと。
なるほど、個人主義になった現代とは異なる制作方法と、
せかせかした現代とは全く違う鑑賞方法があったのね。

IMGP3455.JPG
東大大学院教授のロバート・キャンベルさん、
直木賞作家の葉室麟さん、
佐賀大名誉教授、広瀬家研究者の井上敏幸さん、
そして私が司会!

咸宜園の門下生に私の先祖(米谷春里)がいたというご縁で、
今回司会の席に立たせていただきました。ありがたいことです。


午後は、キャンベルさんの講演と対談。
もう自分の不勉強さを痛感するのみで。
日本史、日本文学、漢詩文 etc... 知らないことが多すぎるっ!

勉強すべきことの膨大さをヒリヒリ感じた一日でした。


現在、日田市の咸宜園教育研究センターで特別展開催中~
[次項有]『広瀬旭荘 -東遊 大坂・池田-』 ~9/30まで 入館無料

イベント前、キャンベルさんも熱心に見入っていらっしゃいました。
今はいろんなことが東京一極集中ですけれども、
江戸時代の日田に、その後の明治維新を引っ張っていく人材を輩出する
「咸宜園」があったことは、改めて、誇らしいことだなぁと思うのです。

東京でなくても、ココだから、できることがあるのかも知れません!

 
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