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初めてのフォーク→南こうせつさん [Live]

FM局に入った頃、先輩から「ライブはたくさん見ろ」と言われました。

なのに、これまで見なかったのが“フォーク”。
どうも、手を出しづらいというか、私の範囲外という認識がぬぐえなかったというか。
拓郎さん、かぐや姫、チューリップ...
姿も歌も知ってるし歌える曲もあるけれど、
時代背景なのか何なのか、どうしても自分と重ならない。
そんな思いを抱きつづけていました。

今年の4月、担当する「おはようサタデー」で
こうせつさんにインタビューする機会を得ました。
最初、ビビリました。
大御所!フォークの求心力的存在のこうせつさんに、
私は何を聞ける?

「ミュージシャンに何を聞いたらわからない時は、その人の曲を聞けばいい。」
新人時代に言われた言葉を思い出して、藁にもすがる思いで、
こうせつさんの最新アルバム『野原の上の雨になるまで』を聴きました。
そうして当日、
こうせつさんはニコニコと、いろんなことを話して下さいました。


さて、ここからが本題。
インタビューの約1ヵ月後に開催された福岡でのライブ。
会場に入って感じたのは、
あら・・・!この雰囲気!!
フォーク世代とみうける観客たちの熱気が、スゴイ!

開演のブザーが鳴ると、待っていられないファンが叫ぶ。
「こ~うせつ!こ~うせつ!」

そして、どん帳が上がると大拍手。
2、3曲歌ったステージ上のこうせつさんは笑顔で言いました。
「なんだか、もうアンコールみたい」

優しい歌声、客席にとけ込むメロディー。
なかなか足を踏み入れきれなかったフォークが、ゆるやかに私を包みました。

でも心のどこかで感じる戸惑い。どうして素直に受け入れられないのか??
この後、こうせつさんにお会いすることにもなっているし、
この思いの正体がわからないと今日の感想が言えない!
焦りつつ、音楽を堪能しつつ、考えつつ、手拍子を叩いていました。

そして、ある瞬間わかったのです。
この思いは、「嫉妬」なのだと。

嫉妬。
フォーク世代へのうらやましさ、です。

フォーク世代、団塊世代は、一つになれる世代だけど、
私の年代は、趣味が、音楽が、情報が多様で、
こんなに熱狂的に一つになれることはナイように思う。
一生懸命をカッコ悪いと思ったり、物事を冷めて見たりしてしまう世代。

「あー、しっとかぁー」
それがわかったら、すっきりしました。


打ち上げ会場で、こうせつさんに
「わたし、フォーク世代に嫉妬しました」と言うと、
「いいねー、それ!」と。
通じた?

同じ感想をNHKの音楽担当のプロデューサーに言ったら、
「それは、最大のホメ言葉だよ」と。
正直に感じたのが功を奏した?


今後、
こうせつさんのコンサートに行く度に、私は嫉妬することでしょう。
たまらなくうらやましい“フォーク世代”に
「負けたくない!」という思いがこみ上げつつも、
その世代のパワーを肌で感じ続けることでしょう。


(2008.4.29 福岡市民会館)
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コメント 2

まり

すっごい納得したー! 私の中の「さだ研」への思い(笑)にリンクしました!
by まり (2008-12-09 10:08) 

yoneko

まりちゃん→コメントありがとうございます!「さだ研」ありましたねぇ。さだまさし研究会。やっぱ研究し甲斐があるんですよ、この時代のは。結局うらやましいです。
by yoneko (2008-12-13 03:07) 

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