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嵐が来るまで待ちました ~キャラメルボックス福岡公演~ [完全にお客。]

戦慄が走りました。
なんという恐ろしさ。

福岡・天神にある西鉄ホールに、
【嵐になるまで待って】というお芝居を観に行きました。
演劇には最適の“狭さ”のホールで、
観客としては、舞台を身近に感じられる嬉しい会場です。

主人公の女の子・ユーリは、声優のオーディションに合格したばかり。
しかし、あるきっかけで、大切な声を出せなくなってしまう!
その原因は、一緒に仕事をする有名作曲家、波多野の
“ある能力”のせいだとユーリは思うが、
大好きな幸吉くんはそれを信じてはくれない・・・。
切なくも、前向きになれる、キャラメル唯一のサスペンスドラマです。

数年前、東京のサンシャイン劇場でも同じ芝居を観たのですが、
今回は配役も違うし、何といっても西鉄ホールの規模で観てみたかった!
念願叶いました。


おっそろしい男・波多野の役は、以前は岡田達也さんが演じていた時は、
なんだか悲哀があるというか、何かの事情があったんだろうな、
と思わせられたのですが、
今回演じた細見大輔さんは、
本当に殺人鬼に見えるというか、血も涙も無さそうなところが哀れで、
かえって可愛そうに見えてきました。
でもまあ、その恐ろしさと言ったら!

静寂の暗闇の中で、ユーリたちを探す波多野(=細野さん)。
持ってきた傘を左右に振りながら、「どこにいるんだユーリ」と叫ぶ。
その時、傘が机やイスに当たる音が、会場に響き渡ります。

カタン、カタン、カタカタカタカタ・・・!

追う人の焦りと、追われる人の恐怖が重なって、
恐ろしくて鳥肌が立ちました。できることなら、会場を出たいほど...

その後、
台風の嵐の中のシーン。
ものすごい風音、雨音が会場を覆い、舞台で吹く風が私のところまで届く。
天候の嵐と、心の中の嵐に、私たち観客も巻き込まれたよう。
恐いから、できることなら目をつぶりたい、でも見たい、ってくらいビビリました。

「暗さ」とあわせて「迫る音」、恐怖の空間でしたっ!


ところで。
お目当ての役者さんは、毎回のごとく、西川浩幸さんです。
余談ですが、エフエム宮崎に入社してすぐ、なかなかCMが読めず模索していた時、
西川さんが記した「役者の仕事」というHPを読んで、かなり学びました。
(ニシカワネット http://www.caramelbox.net/nishikawa/index.html )
興味のある方は、ぜひ。

2008090616270000.jpg
(キャラメル公演で、いつもロビーに飾られている「みき丸」。
 今回ほど、みき丸の明るさに救われたお芝居はありませんでした。)


(2008.9.6 福岡・西鉄ホール 演劇集団キャラメルボックス「嵐になるまで待って」)
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