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シーナ&ロケッツの、語り。 [Live]

社会人になった頃、「ライブはたくさん見ろ」と言われました。

“伝説”を見ました。
シーナ&ロケッツ。結成30年。そして鮎川誠さんは今年60歳。

実は、見に行くのがちょっと恐ろしかったんです。行く前は。
だって私、日本のロックの創成期を知っている訳ではないし、
シナロケがリアルタイムでもないし、ましてや、
「サンハウス」(鮎川さんがシナロケ以前にいたバンド)も知らないし...

でも、このバンドを見ずしてこの業界にいるのも虚しい。
まるで何かに挑戦するがごとく、福岡市のライブハウスに出かけました。

客層、シブイです。
私が一番若いんじゃないの?という年齢層で、40代~50代が中心。
20代の人も数人はいましたが、
先頭に立って盛り上がっているのは、いわゆる課長・部長世代。
3時間のステージ終了後には、「あたた...」と腰を抑える人、続出でした。

ナマで観て、鮎川さんのギターの音色を直に聴いて、
これが“伝説”たる所以かと、すんなり納得しました。

鮎川さんのギターは、
例えば、孤高のギタリストにありがちな、「オレ様のプレイを見てくれ~」というような
アクの強い、我の強さというのは全く無くて、
観客に「語る」ギターでした。
どんなに技術の高いプレイであろうとも、結局、
「あんね、それでくさ、俺はこげなことば思いようとよ」と、語るのであります。
激しい曲も、温かくて、ゆったりと聴こえるその不思議さ。
テクニックと、間と、バンドとしての呼吸。やはり鮎川さんのギターは素晴らしいです。

そして、ヴォーカルのシーナさん。
シーナさんは、バンドの太陽です。
ライブが始まって数曲後にシーナさんが登場したのですが、
それまでも充分盛り上がっていたのに、
彼女の登場で、さらに観客のテンションが急激に上がりました。
もちろん、ルックスもスゴイです。
太ももの上の方まで、いわゆるギリギリの超ミニスカート。
2度の衣装替えも、すべて光る素材のワンピース。
「じゃあ、次の曲行くわよ。みんなの知ってる曲よ。」
と話すシーナさんのあの色気。
とにかく、シーナさんがいてこそ、バンドのカラーがショッキングに前面に現れるバンド、
だと思いました。

媚薬をふりまいたかのような3時間。
音楽は理屈じゃないことが、今更ながら、はっきりとわかった夜でした。

(2008.7.12 福岡市・ドラム・ロゴス)
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