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KING OF ピーマン。 [食べちゃった。]

世界で一番美味しいと思う、ピーマンです。

DSC08220.JPG

この、輝かしい緑色!
黒い豆みたいなのは、中国料理の調味料「豆鼓(トウチ)」です。
これがまた、よい~

【ニイハオ!朋友】は、
福岡市六本松にありますです。


声を聴きたくて。 [完全にお客。]

詩人・谷川俊太郎さんの新刊出版を記念しての座談会、
【谷川俊太郎さんの朗読と鼎談の夕べ】に行きました。

新刊は→
『ぼくはこうやって 詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語る』
 (谷川俊太郎・山田馨 著/ナナロク社 ¥2,940)


ステージには、谷川さんと
元編集者で友人でもある山田さん、そして三重の書店の店主・増田さんの3人。
テーブルとイスと、水と。そんだけ。驚くほど和やかな雰囲気で、
なんだかお三方の飲み会をのぞき見させてもらっているような感覚でした♪

所々に、さらりと谷川さんの核心をつくような会話が出てくるので
観客は目が離せません。サッカーのTV観戦でゴールの瞬間を待っている、みたいな。

元岩波の編集者・山田さんの存在が絶大で、
するっと急速に奥に入り込む問いかけをします。すると谷川さん、
「いやいやいや、あのねぇ、山田さん、そうじゃないんだよねー」てな感じで本音チラリズム。


もちろん、朗読も。新刊の中から、
小5の時のとか、プライベートのとか、まだどこにも発表していない詩とか。
谷川さん、読みたい気分が盛り上がると必ず、「じゃあ、読む?」と2人に聞く。
スポットライトが当たるような朗読会ではなく、
ニコニコ喋っていた状態のまま朗読に突入しちゃう、この雰囲気がたまりません~

私が聴きたかったのは、谷川俊太郎の声でした。。

物心ついた頃、誰かからもらった詩集「マザーグースのうた」(訳・谷川俊太郎)の
カセットテープをずーっと聴いていた私は、
「谷川俊太郎という人は詩を(声をだして)読む人だ」と思っていました。

「朗読」というと、→“気持ちを込めて読む”
というハウツーもありますが、
感情移入が過ぎるとそれは演劇になるし、少なすぎだと棒読みになる。
このサジ加減が、非常に難しい!!!挑戦したくないくらい難しい。

谷川さんの場合は、作者が朗読するわけなので、
絶対に「間違っていない朗読」だけれども、
きっと、他の詩人の詩を読んでも、あのような感じだと思います。

言葉を、文字を、読んでいく感じ。
演劇でもない、散文でもない、歌うわけでもない、
温かいけど、無機質であり、口語のようで、“紙”の雰囲気が消えない。

音声表現としての谷川さんの朗読は、聴くたびにうっとりします。


「詩は、時間をぶった切って、断面を見せるもの」
「一行一行がべったりとしていたら面白くないでしょう」

「締め切りがないと、書けないんです」
「作者は損。自分が作った作品に驚けないから。生まれ変わったら他人になりたい」

天才詩人の発言から、俗人的発言まで。
谷川さんをますます好きになった座談会でした。


(ロビーで買った詩集「ところで」)
DSC08251.JPG

(全てカード。「入れ替えてもいい」と本人談)
DSC08255.JPG


(2011.5.10 福岡市・イムズホール)

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