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サントリー山崎蒸留所(1) [観光地巡ります。]
今年8月、念願の【サントリー山崎蒸留所】を訪ねました。
http://www.suntory.co.jp/factory/yamazaki/
日本で初めてのモルトウイスキー蒸溜所です。
訪れたのは、大阪と京都との間に位置する、
大阪府 三島郡 島本町 山崎。
JRの新幹線や在来線の車内から、工場の姿はチラ見していましたが、
足を踏み入れるのは初めて。
それも、今年3月まで放送されていたNHKの朝ドラ「マッサン」で
日本のウイスキーが誕生するまでの苦労や、
なぜこの山崎の地に蒸留所を作ったかを知った上での見学ですから、
もうワクワクが抑えられません!
私が見学を申し込んだのは、
平日の午前10時からのコース。(無料・要事前予約)
20人くらいが一緒になって、案内係の方の説明を聞きながら、
稼働中の製造ラインを見てまわりました。
敷地に入って、まず目に入るのは「ポットスチル」。
マッサンが大阪の職人に頼んで特別に作ってもらった形の蒸留器だ!と
もう、説明がなくてもわかっちゃう(笑)
古くなって使わなくなったポットスチルが敷地内の至る所にドーンと。
迫力あり!
こちらは、創業当時、90年ほど前のポットスチル。
線路のすぐそばにもあったんですね。
さて、建物内で最初に訪れたのは「仕込・発酵室」。
いわゆる麹の香りで、「温かいぬか床」のようなニオイがします。
なので、ウイスキーのイメージとはかけ離れていて、味噌か?日本酒か?って感じ。
木の桶を使うと乳酸菌がつきやすいんだそうです。
つづいて「蒸留室」。
現役のポットスチルたちが、両側にずらりと並んでいます。
ポットスチルの形状が違っていますが、それは、形の違い=中での対流の違い となり、
いわゆる「味」が違ってくるそうです。へー
それにしても、サウナくらい、暑い!
同じ見学グループに幼児も高齢者もいるので、早足で通過。
実際に、蒸留したてのウイスキー(=ニューポット)がジャブジャブ
出てくるところも見ることができました。
1度目の蒸留で、アルコール度数は20%になるそうです。
こちらが、そのニューポット。
「ウイスキーの赤ちゃん」ですから、まだ透明です。
さ~て、いよいよ「貯蔵庫」。
シーンと静かで、薄暗くて、湿った空気が漂う中、見渡す限りの樽は圧巻。
この部屋に入った途端、芳醇でやわらかな香りに包まれ、
吸う空気が全部がウイスキー風味。
それぞれに、蒸留した西暦が刻印されています。
70年代のもの、2010年代のもの、新旧いろいろです。
倉庫内でも、場所によって温度・湿度が違うため、
置き場所を移動させるそうです。
こちらは1年貯蔵した樽。
見学者用に、中が見えるようにしてあります。
ウイスキーは、1年間で2~3%蒸発するそうです。
どんどん量が減っていくわけですから、貯蔵が長いほど高価になるのも納得。
こちらが、12年もの。かなり減ってます。
もっとも古い樽は「1924」の刻印が。
なんと、大正時代、創業当時の樽!91年前のもの。
ウイスキーが入っていないと、乾燥して樽が壊れるので、
<樽を保存するために>ウイスキーを入れているんだそう。
こういう社風、いいわ~
ここ、山崎の地が蒸留所に選ばれた理由は「気候」と「水」。
桂川・宇治川・木津川が合流する場所に位置し、
湿度が高く霧が発生しやすいことが、ウイスキーを寝かせるには好条件。
そして天王山からの恵み、湧水が使われています。
かつて千利休が水の良いこの地で茶会を開いたことも。
風土によって育まれるウイスキーは、まるで生きもののよう。
環境が味わいに大きく影響するんですね。
そうやって考えると・・・
貯蔵庫の中を歩いた私の体温も、貯蔵庫内の樽に少し影響を与えたかもしれず、
そんなことをいろいろ考えると、山崎蒸留所のウイスキーが
急激に愛おしく思えてきました。
(→つづく)
http://www.suntory.co.jp/factory/yamazaki/
日本で初めてのモルトウイスキー蒸溜所です。
訪れたのは、大阪と京都との間に位置する、
大阪府 三島郡 島本町 山崎。
JRの新幹線や在来線の車内から、工場の姿はチラ見していましたが、
足を踏み入れるのは初めて。
それも、今年3月まで放送されていたNHKの朝ドラ「マッサン」で
日本のウイスキーが誕生するまでの苦労や、
なぜこの山崎の地に蒸留所を作ったかを知った上での見学ですから、
もうワクワクが抑えられません!
私が見学を申し込んだのは、
平日の午前10時からのコース。(無料・要事前予約)
20人くらいが一緒になって、案内係の方の説明を聞きながら、
稼働中の製造ラインを見てまわりました。
敷地に入って、まず目に入るのは「ポットスチル」。
マッサンが大阪の職人に頼んで特別に作ってもらった形の蒸留器だ!と
もう、説明がなくてもわかっちゃう(笑)
古くなって使わなくなったポットスチルが敷地内の至る所にドーンと。
迫力あり!
こちらは、創業当時、90年ほど前のポットスチル。
線路のすぐそばにもあったんですね。
さて、建物内で最初に訪れたのは「仕込・発酵室」。
いわゆる麹の香りで、「温かいぬか床」のようなニオイがします。
なので、ウイスキーのイメージとはかけ離れていて、味噌か?日本酒か?って感じ。
木の桶を使うと乳酸菌がつきやすいんだそうです。
つづいて「蒸留室」。
現役のポットスチルたちが、両側にずらりと並んでいます。
ポットスチルの形状が違っていますが、それは、形の違い=中での対流の違い となり、
いわゆる「味」が違ってくるそうです。へー
それにしても、サウナくらい、暑い!
同じ見学グループに幼児も高齢者もいるので、早足で通過。
実際に、蒸留したてのウイスキー(=ニューポット)がジャブジャブ
出てくるところも見ることができました。
1度目の蒸留で、アルコール度数は20%になるそうです。
こちらが、そのニューポット。
「ウイスキーの赤ちゃん」ですから、まだ透明です。
さ~て、いよいよ「貯蔵庫」。
シーンと静かで、薄暗くて、湿った空気が漂う中、見渡す限りの樽は圧巻。
この部屋に入った途端、芳醇でやわらかな香りに包まれ、
吸う空気が全部がウイスキー風味。
それぞれに、蒸留した西暦が刻印されています。
70年代のもの、2010年代のもの、新旧いろいろです。
倉庫内でも、場所によって温度・湿度が違うため、
置き場所を移動させるそうです。
こちらは1年貯蔵した樽。
見学者用に、中が見えるようにしてあります。
ウイスキーは、1年間で2~3%蒸発するそうです。
どんどん量が減っていくわけですから、貯蔵が長いほど高価になるのも納得。
こちらが、12年もの。かなり減ってます。
もっとも古い樽は「1924」の刻印が。
なんと、大正時代、創業当時の樽!91年前のもの。
ウイスキーが入っていないと、乾燥して樽が壊れるので、
<樽を保存するために>ウイスキーを入れているんだそう。
こういう社風、いいわ~
ここ、山崎の地が蒸留所に選ばれた理由は「気候」と「水」。
桂川・宇治川・木津川が合流する場所に位置し、
湿度が高く霧が発生しやすいことが、ウイスキーを寝かせるには好条件。
そして天王山からの恵み、湧水が使われています。
かつて千利休が水の良いこの地で茶会を開いたことも。
風土によって育まれるウイスキーは、まるで生きもののよう。
環境が味わいに大きく影響するんですね。
そうやって考えると・・・
貯蔵庫の中を歩いた私の体温も、貯蔵庫内の樽に少し影響を与えたかもしれず、
そんなことをいろいろ考えると、山崎蒸留所のウイスキーが
急激に愛おしく思えてきました。
(→つづく)
島本町は学生時代に暮らしていた町なので親近感があります。前を通りかかるとウィスキーの香りがしました。
by うみ (2015-12-20 16:23)
うみさん→コメントありがとうございます。そんなに香るなんてスゴイですね~
by yoneko (2015-12-31 00:07)